備前・日生大橋でマラソン大会  岡山
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備前市日生町寒河と鹿久居島を結ぶ「備前〓日生大橋」一帯で11日、マラソン大会が開かれた。16日の開通を前に、岡山県内外のランナー約千人が眼下に広がる海や点在する島々を眺めながら駆け抜けた。
 市立日生病院前を発着点に同大橋(765メートル)を渡って鹿久居島でUターンする3キロと、鹿久居島南の頭島大橋(300メートル)を経て頭島で折り返す10キロの2コース。参加者は日生町特産のカキを養殖するいかだが浮かぶ海や、白波を立てて行き交う漁船など見ながらゴールを目指した。
 10キロを完走した同市出身の会社員女性(40)=京都市=は「とにかく景色が素晴らしい。子どものころ船で渡っていた島々へ、走って行ける日が来るなんて」と笑顔で話した。
 橋の完成と備前市合併10周年(3月)を記念し、同市陸上競技協会などでつくる実行委が主催した。同大橋は、本土と頭島をつなぐ市道日生頭島線(約4・5キロ)の一部で片側1車線。市が2010年3月に着工し、総事業費約56億5600万円。*はハートマーク