岡山シーガルズ、春季キャンプ入り
シーガルズ サポーター

バレーボールV・プレミアリーグ女子の岡山シーガルズは23日、高梁市の市民体育館で春季キャンプをスタートさせた。2泊3日の集中練習で、7月上旬のV・サマーリーグや初優勝を狙う来季に向け、チーム力の底上げを図る。
 日本代表合宿中のセンター山口、セッター宮下らを除く、17選手が参加。この日は午前、午後の計約4時間、体力トレーニングや攻守の連係練習などに汗を流した。それぞれ狙いを持ったメニューに取り組み、新人の磯部、林の両ライトは攻撃の幅を広げようと、バックアタックや時間差攻撃を念入りにチェック。センター川島、レフト吉田ら中堅も新人セッター宇賀神のトスに合わせ、アタック練習を繰り返した。
 25日までの期間中、バレーボール教室や小学校訪問なども行う今キャンプのテーマは「基本を見詰め直す」。高梁の子どもたちとの触れ合いを通じ「競技を始めたころの初心に一度帰ってほしい」という河本監督の思いからだ。地元の人たちの温かい応援にリベロ丸山は「皆さんの期待に結果で応えられるよう、個々の技術やチーム力を向上させていきたい」と気持ちを引き締めていた。
 シーガルズの高梁キャンプは地域の子どもたちに夢や感動を与えようと高梁市が誘致し、2010年から毎年実施。24日は午前10時からと午後2時から、それぞれ2時間の練習を一般公開する。