宮下ら23競技26人を強化指定  岡山県
シーガルズ セッター 宮下
(   宮下遥  スケッチ )

岡山県は28日、2020年東京五輪に岡山から代表選手を送り出す狙いで、本年度から行う「オリンピアン育成事業」の強化指定選手を発表した。バレーボール女子の宮下遥(岡山シーガルズ)ら県ゆかりの26人を選出。国内外への遠征費用を補助するなど競技活動を継続支援し、岡山勢20人の代表入りを目指す。
 体操や水泳、ボクシングなど13競技の男子17人、女子9人。日本代表セッターの宮下をはじめ、柔道女子で今夏の世界選手権代表入りしている梅木真美(環太平洋大3年)、アーチェリーのU-17(17歳以下)男子ナショナルチームに入った中西絢哉(理大付高1年)ら東京五輪で中心となる年代の有力選手を選んだ。遠征費補助のほか、トレーナーや栄養士による指導を受けやすくする取り組みを検討するなど、具体的な事業計画を8月末をめどにまとめる方針。
 04年アテネ五輪の体操団体で金メダルを獲得した水鳥寿思らを育てた関西高の藤原佳市監督ら県内の指導者12人も指定。6月8日に県庁で指定選手証の交付式を行う予定で、県スポーツ振興課は「東京五輪での活躍が期待できる有望株がそろった。競技に打ち込み、成長できる環境を整えたい」としている。