異色経歴の大阪偕星・山本監督(岡山県津山市出身)、聖地1勝「非常に幸先がいい」

大阪偕星学園(大阪) VS 比叡山(滋賀)


高校野球 100年

 ◇第97回全国高校野球選手権大会1回戦 大阪偕星7―3比叡山(2015年8月8日 甲子園)

 初出場で甲子園初勝利を飾った大阪偕星学園の山本セキ監督(47)は「非常に幸先がいい」と喜んだ。

 「14本もヒットを打たれたが何とかしのぎきった。“辛抱の勝利”だと思っている」と試合を振り返り、「子供たちがよく頑張ってくれた。力を合わせて一生懸命にやっている姿を見ると、それだけで感無量」と選手をねぎらっていた。

 山本監督は異色の経歴の持ち主。岡山県津山市出身。津山商では内、外野手で大院大へ進学した。卒業後、尽誠学園でコーチを4年間務め、社会人野球の阿部企業で1年間プレー。米ミネソタ州に1年間留学した後、韓国プロ野球の太平洋ドルフィンズで1年間プレーした。多摩大聖ケ丘、倉敷を経て2011年に大阪偕星学園に赴任した。

 豪快な指揮官は地方大会の試合前ノックで何度か舞洲のバックスクリーンへ放り込み、大阪府高野連から注意を受けたこともあった。就任当初は過去の経歴などを疑問視する父兄も多かったというが、地方大会で大阪桐蔭などを破って甲子園出場、そして聖地初勝利。進撃を続けて周囲の信頼を勝ち取っていくつもりだ。
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