【バレー】真鍋日本、リオ五輪へつなぐアルジェリアにストレート勝ち  
( 岡山シーガルズ  山口 舞 宮下 遥 )

世界のバレーボール ニュース (FIVBワールドカップバレーボール)

山口 宮下選手 スケッチ

◆バレーボール W杯女子大会第9日 日本3―0アルジェリア(4日、名古屋市ガイシプラザほか)

 世界ランク5位の日本は控えメンバーが先発し、12年ロンドン五輪銅メダルメンバーの迫田さおり(27)=東レ=がスパイクで8得点するなど、同23位のアルジェリアをストレートで破った。今大会の上位2チームに来年のリオ五輪出場権が与えられるが、7勝2敗の勝ち点22で5位は変わらず。1位・米国、2位・ロシアの直接対決は、ロシアがストレートで勝利し、トップに浮上した。

 リオ切符取りへ崖っぷちの中、迫田がスパイクで8得点をたたき出した。今大会初先発すると得意のバックアタックも決めた。「最後3試合の大切なスタート。明日以降につながればいいと思ってました」。経験豊富な27歳が、5日の米国戦を前に勢いを取り戻した。

 現チームでは木村沙織(29)=東レ=、山口舞(32)=岡山=と3人だけ残ったロンドン五輪の銅メダルメンバー。過去8試合でわずか6得点と苦しんでいた。「助走の入り方とか気持ちが焦っていた」。短い出場時間にもかかわらず、他の選手がトスを上げ続けてくれた。「みんなが私のことを思って、背中を押してくれるのが分かった」。チームが勝った試合後に悔し涙を見せたこともあったが、全敗中のアルジェリアとはいえ、ようやく結果を出した。

 5チームに絞られた五輪出場権争いは、格下との2試合を残す3位・セルビアが抜け出す可能性が高い。残りは実質1枠。5位・日本は米国に敗れると、ほぼ脱落となる。米国、中国に連勝した上で他チームと勝ち点争いに持ち込むしかない。

 米国には大会直前の練習試合で勝っているが、公式戦では10連敗中だ。「簡単に勝てる相手じゃない。勝つには長いラリー、長い試合になる」と真鍋政義監督(52)。木村や19歳の古賀紗理那(NEC)に加えて、迫田ら途中出場する選手こそが打倒・米国の切り札になる。

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【バレー】日本女子、アルジェリアにストレート勝ち

◆バレーボール W杯女子大会第9日(4日、名古屋市ガイシプラザほか)

 世界ランク5位の日本は、同23位のアルジェリアと対戦。25―8、25―10、25―6のストレートで下し、7勝2敗の勝ち点22で5位は変わらない。

 開催国・日本のほか、昨年の世界選手権を制した米国、各大陸予選を勝ち上がった合計12チームが総当たりのリーグ戦を行い、上位2チームに来年のリオ五輪出場権が与えられる。5日の第10戦は世界ランク1位の米国に挑む。

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