岡山 天満屋、2年ぶり駅伝表彰台狙う
岡山 天満屋 駅伝 がんばれ

第35回全日本実業団対抗女子駅伝は13日、宮城県松島町から仙台市陸上競技場までの6区間42・195キロで22チームが争う。24年連続出場の天満屋は、夏の世界選手権に出場した重友、小原の2本柱に加え、若手が成長し、2年ぶりの表彰台を狙う。
 1区で転倒のアクシデントに見舞われ、16位に沈んだ前回の雪辱へ、チームの仕上がりは順調だ。5日の姫路長距離記録会5000メートルでは、15分39秒20で全体トップの西脇ら入社1、2年目の若手4人が自己ベスト。重友も自身5年ぶりの15分40秒台を出し、浦川監督は「トラックのタイムは昨年より良い。本番へ弾みがついた」と手応えを口にする。
 10月末に福岡県であった全日本の予選会は6人中3人が初出場というフレッシュな陣容で4位通過。2年目の岡本、新人前田らが貴重な駅伝経験を積んだ。その後、米国での高地合宿では各自の課題に取り組み、「中盤でペースダウンしない走りを見せる」(岡本)「きつくなってからの粘りでチームに貢献する」(前田)とメンバーの士気は高い。
 全日本では小原、重友が3、5区の10キロ区間を担う見込みで、残る4区間は調子や適性を見極めながらの配置になりそう。前回大会で2001年からの連続入賞がストップした。「結果を出せば、チーム全体に大きな自信が生まれる。今後を占う大事な駅伝になる」と最年長の重友。伝統の総合力を前面に“再出発”を図る。
 大会には昨年8位までのシードチームと、予選会を勝ち抜いた14チームが参戦。優勝争いは3連覇を狙うデンソーや予選会1位のユニバーサルエンターテインメント、ヤマダ電気などが軸か。8位以内に入れば、次回の出場権が与えられる。
 
 ◇…天満屋のエントリー選手…◇ 
 年齢
 
 出身校
  
 重友
 梨佐(28)
 興譲館高 
 小原 
 怜(25) 
 〃
 翁田あかり(21)
 兵庫・西脇工高谷本
 観月(20)
 広島・鈴峰女高藤田友里恵(22)
 山口・萩商工高永田
 美結(20)
 兵庫・市尼崎高藤井
 純菜(20)
 興譲館高 
 岡本
 茶貴(20)
 兵庫・西脇工高西脇
 舞(22)
 岡山大 
 前田
 穂南(19)
 大阪薫英女学院

(注)エントリーの中から6人が出場