シーガルズ宮下ら集中強化選手に 岡山
シーガルズ センター 山口

バレー女子日本「世界一に挑戦」 岡山シーガルズ

バレーボール女子の日本代表が15日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで記者会見し、真鍋政義監督は2位までが来年のリオデジャネイロ五輪出場権を得る今夏のワールドカップ(W杯)に向け「再度、世界一にチャレンジする」と意気込んだ。
 昨年取り組んだ従来ポジションにとらわれず流動的に攻める新戦術「ハイブリッド6」について、真鍋監督は「いろいろな組み合わせで戦術を考えている。従来型の(センターが)2人の場合もあるし、1人、3人といったこともある」とハイブリッド6に固執しない姿勢を示した。
 今年の代表は26人。主将3年目の木村沙織(東レ)や20歳のセッター宮下遥(岡山シーガルズ)、アタッカーでは最年長の31歳、山口舞(同)らが主力として期待され、16歳のサイドアタッカー宮部藍梨(大阪・金蘭会高)も楽しみな存在だ。
 日本は現在世界ランク4位。主将の木村は「(五輪)切符を取るのが一番の目標。口では言えるけど、そんなに甘いものではない」と気を引き締めた。初選出の宮部は「成長できるチャンス。高校生らしく一生懸命やりたい」と笑顔で話した。
 代表は6月にブラジルに遠征することが決まった。五輪直前合宿候補地のサンパウロ州モジダスクルゼスで練習後、リオデジャネイロでは五輪で使われる会場でブラジルと親善試合で対戦する予定。

シーガルズ セッター 宮下

シーガルズ宮下ら集中強化選手に 岡山

日本バレーボール協会は15日、2020年東京五輪に向け、集中強化する「Team CORE(チーム・コア)」のメンバー男女各10人を発表し、女子はセッター宮下遥(岡山シーガルズ)、最年長21歳のセンター大竹里歩(デンソー)や、19歳で就実中出のアタッカー井上愛里沙(筑波大2年)らが選ばれた。最年少は16歳で、黒後愛(下北沢成徳高2年)ら3人が入った。
 同協会は五輪を見据えた若手の強化策を昨年から進めており、強化事業本部の荒木田裕子本部長は「技術だけでなく、精神力や人間力も鍛え、いかなる状況でも戦える選手を育成する」とコメントした。